人間というものは、たったの十分だって、我慢してくれないものなのよ

詰まる所。


若い僕には夢がある ってなもんで


兎に角


時間があるもんだから


時間をかけてゆっくり目標に邁進すれば、オール・オッケーなんです。


でも、問題はそこじゃない。


りっちゃん「はーい、目標ってなんですかー?」


はい、田井中さん。鋭い質問ですね。


曰く、目標なんかあっても無意味なのです☆


お空を御覧なさい!!何が見えますか。


りっちゃん「お星様ー!」


はい、田井中さん。正解ですね。


あの星の輝きは何光年も先から放たれているものです。


今、星が輝き、その光が私や田井中さんに届くのは100後…と言った所でしょう。


その頃には、私が目指していた目標も…否。私自身の存在自体。この世から完全に消えています。


りっちゃん「わかった!だから目標を掲げたとて、どうせこの世は泡沫だから、無意味なんだ!」


いいえ、違いますよ。田井中さん。頭おかしいんじゃないですか?


人は目標失くして生きることはできません。勿論、私にも目標があります(キリッ


りっちゃん「目標って?」


アレですよ。


りっちゃん「アレって?」


アレだよ。


りっちゃん「…」


いいだろうが



アレをやってるフリをするしかねぇんだよ。


そうだろ?何があるっていうんだよ!


せめてアレをやってるフリでもしてれば


丸く収まるじゃねぇか!



りっちゃん「…顔をあげて?私の目を見て、私の話を聞いてよ」


りっちゃん「曰く…」




澪ちゃん「おーい!律ー!いくぞー!」


りっちゃん「あ!澪だ!今行くー」




お…


う"ぅん!


オー


オゥー トゥ ラヴィー ♪


真心込め 愛しあえる 


恋人もいなくて  


ただ過ぎてゆく日を


悲しみ込めて見送るだけ


オゥー トゥ ラヴィー


もし明日も


暗い朝が訪れた時には