お父様が不安定だ。
無心に小屋を作り続けている。
小屋の事意外興味がないようだ。
そんな親父の背中にもう昔の『頼れる』面影はない。
ただ、いたずらが好きな少年の様な目をして小屋を作ってる。
朝の5時、釘を打ち付ける音で目を覚まして
木を削る音を聞きながら考える。
ひょっとして、家の親父はノアの箱舟を作っているのではないか
つまり、親父はこの世の終焉を悟って、一人だけ脱出するのではなか
もし、そうなったら僕を船に乗せてくれるだろうか。
電動ドライバーが鳴り響く音の中考える。
生まれてきてすみません。
でも、すっごく気持ちいいです。
朝の日差しを拒みつつ、ウイスキーを飲みながら学校に行く時間を待ってる。