その他、色々辞める。
辞める。
仕事を辞める。
創作を辞める。
先延ばしを、辞める。
おれは辞める。もっと早く辞めるべきだった。色々と、先延ばしにしてきたことのツケが回ってきた。いま正に、終わりが来た。いつか来る、終わりがいま来たんだ。大学生の頃から続いたモラトリアムがいま終焉を迎えた。おれは辞める。
澪ちゃん「お?」
でたなぁ~ 澪ちゃん
澪ちゃん「いやぁ~、流石にね。このまま黙ってるわけにもいかんでしょう。」
そう。でもおれは辞めるよ。すべてのことを辞めるんだ。君との関係も、いや、君という存在自体終わりなんだよ。今更君が何を言うんだ?何を言えるっていうんだ?命乞いなら受け付けてないぜ。」
澪ちゃん「ふーむ。うん、なるほどねぇ。ちょっと待って。5秒だけ頂戴。
、、、、、うん。君は寝なさい。」
いやいや、澪ちゃん僕は寝ないよ?眠るわけにはいかないのさ、だって辞めるんだもん。辞めるために始めることが沢山あるんだ。寝てる場合じゃないぜ、澪ちゃんも僕の一部ならわかるだろう。
澪ちゃん「何?仕事?恋愛?なんなのよ」
そんなもんじゃない。さっきも言ったろ。終わりが来たんだって。ただ、それだけ。終わったからおれも辞めなくちゃならない。終わったものは終わったんだ。
澪ちゃん「でも、なんか色々創作がどうのおっぱいがどうの言ってなかった?」
言ってたけどもう辞める。きっぱり。もうしない。おれは何も創れなかった。誰もおれの話なんか聞きたくないってさ。
澪ちゃん「そうか。まあ、期待してたんだけど。そうなったらもうそうなんでしょ。いいよ、あたしはうーくんについていく。で、これからはどうすんの?」
小銭が手元にあるんだ。しばらくはゆっくりできるだろう。そのあとは、まあ適当にやるさ。
澪ちゃん「応援してる。私だけはうーくんを見放さない」
ありがとう。まあ、見てて。