『とある科学の超電磁砲S』 5話感想。

面白かった。


でも5話にして黒子と佐天さんが一度も登場しない回なんて酷すぎるよ。

佐天さんは元々幻想御手編のモブだから仕方ないとして黒子は出してくれとは思った。

まあ、今回の黒子の役割は「美琴から頼りにされないという苦悩を背負う」というものだからこれも仕方ないのか。

今後格好良いシーンもあるしそれに期待。

その代わり春上さんが妙にプッシュされてた気がする。声優の問題なのかどうなのかは知らないが自分がやってしまった失敗を失敗として周りに認知させないため

その失敗の話題を自ら率先して話す人みたいな切羽詰まり感があるんだよなぁ。気のせいか。春上さん可愛いし。*1



一番気になったシーン。


背景の学園都市と宇宙を結ぶエレベーター「エンデュミオン」で御坂妹と美琴が分割されてる。

御坂妹の言った「さよなら」の意味と美琴が聞いた「さようなら」の意味の食い違いだったり、二人の死生観の違いをエンデュミオンで割ってる演出が良い。

助けられる側の思いと助ける側の思いが相違しているジレンマが絶対能力進化実験編のシリアスな所ですな。

自身を「モルモット」と称し死に向かう御坂妹とそれを助けようとする美琴。

自身の力だけで御坂妹を助けようとして死に向かう美琴とそれを助けようとする上条さん

という構図が今回のエンデュミオンの演出で表現されてるのが上手い。

一期の幻想御手編OPでも左への移動が目立つ主人公達に反して木山先生だけが右移動してる演出してたし。


他、気になった事

  • 初春が英語の書き取りの宿題で「nice」「morning」とか書いていて違和感があった。よく考えると初ちゃも中学一年生だし妥当か。黒子もノートに「nice」や「morning」をいっぱい書いて練習したり、be動詞勉強してるのかと思うとご飯が旨く感じる。
    • 「sister」とノートに書き取りしていた初春はやっぱり腹黒だね。
  • アイスクリーム屋のおっさんが反対車線を逆走して駐車してたんだが、あれ迷惑だよな。
  • 一緒に観てた友人が御坂妹の縞パン丸出しシーンで「最近のオタはこういうで喜ぶのか」って言って面白かった。
    • 実際あれで喜ばないオタが増えてきた結果が虚淵の脚本の賞賛に繋がったのかな。
      • 僕は黒子ちゃんの成人男性からの子宮キック&小ゲロシーンで喜ぶんだがこれはオタとしてセーフか。
  • 美琴が自分のクローンと対峙したにも関わらず割と冷静なのは学園都市の人間だからか。やっぱり感覚が違うんだな。
    • 18万円で無限に作れるクローンを命をかけてまで助けるって感覚もズレてるといえばズレてる気がする。
  • 今まで扱いが面倒だった「エンデュミオン」を効果的に使ったのは素敵。
  • 一方通行さんの台詞が3割ぐらいしか聞き取れなかった。
  • ノリノリで御坂妹の足を引きちぎったりして嬲り殺しにした一方さんはラストオーダーに言わせると「本当はあんなことしたくなかった」らしい。
    • まあ、一方通行さんは別にそんな発言はしてないし許されようなんて気はないけど。
  • fripSideの『sister's noise』のゲストPVが「ザ・たっち」だったんだけど、そこは「こまどり姉妹」だろー。妹死にかけるし。「ザ・たっち」だと『brother's noise』になっちゃうじゃん。百歩譲ってマナカナだな。

*1:私服がダサい所とか