うーくん怒りのポテチ爆食い

澪ちゃん「もういい!うーくん!!君の創作活動は終わった。創作活動は終わったんだ!!」
おれ「何も終わっちゃいねえ!何も!! 言葉だけじゃ終わらねえんだよ!俺にとって創作活動はいまでも続いている!俺は作品を作るためにベストを尽くした!!だが誰かがそれを邪魔した!
就職をしてみると、職場に蛆虫どもがぞろぞろいて抗議しやがるんだ!
俺のことアルコール依存症だの魔人ブゥだの言いたい放題だ。
奴らに何が言えるんだ!俺と同じ目にあって尚、喚いてんのか!
創作の痛々しさも知らないでおれにそう言えるのか!」
澪ちゃん「誰にも痛々しい時代だった。セカイ系とかエヴァなりきりWeb創作小説リレーとか」
おれ「お前は10年代のキャラだからな!!
少なくとも俺が小説を書いてたゼロ年代には透明感ってもんがあった。
互いに悩み、未知の世界に想いを馳せた。ここじゃ何もねえ…日常をただループするだけだ…」
澪ちゃん「文芸部最後の生き残りが、恥さらしなまねはするな。」
おれ「ゼロ年代には自作のHPも作った。たくさん仲間がいてキリ番も踏んだ!
部活動では自作の同人誌まで発行した!
それが社会に出てみれば、お刺身の上にたんぽぽを乗せる係にもなれないんだ!!
畜生…惨め過ぎる…みんなどこ行ったんだ…クソ…どこへ…
mixiにも大勢友達がいた。前略プロフにも友達はいた…みんないい奴だった。
ネットの世界じゃ友達はごまんといた。
それなのにどうだ? ここには誰もいねぇ…

『咲織』という作品を覚えてますか…?
糞みたいな4コマ漫画で妙に面白みがあって…取ってつけたような百合要素だったけど何よりもキャラクターが自由で…
毎晩、夢を見るんだ…高校時代の相方とコミケで同人誌を売る夢を…
でも新刊がどうしても見つからない…7年経った今でも魘されるんだ…新刊のネタがない、ネタがないよぅ!ってね…
そんなことが丸一日…一週間も続く…追い払えないんだ…うぅ…ぅ…
助けて…澪ちゃん…おれはどうすれば…
うぅ…うぅ………」

澪ちゃん「………」(無言で俺を抱きしめる)
おれ(あっ…おっぱい当たってる…!)

 

 

 

 

 

声の出演

 

      おれ

シルヴェスター・スタローン

    ささきいさお

 

    秋 山澪大佐
 (サンドラ・ブロック

    野沢 雅子

 

 変態はんぺんヌンチャクおじさん

マイケル・クラーク・ダンカン

     内田 真礼