織原さんと教官 第一話「愛しのあの子を北朝鮮の下辺りへ」

織原さん「あたし、車を運転して咲ちゃんを北朝鮮の下辺りまで連れて行く!!!!」

咲彦「・・・」

織原さん「免許取るにょ!!!!!!!ぶひっ!!!!ふごwwww」

咲彦「あぁ。今、授業中だから後でな」(カキカキ)



後日…




教官「教習番号801でお待ちの、織原様ー!」

織原さん「あたし!」

教官「弊社の自動車学校をお選び頂き、真にありがとうございます。これから免許取得まで私が織原様の教官を勤めさせて頂きます。よろしくお願い致します。」

織原さん「うん」

教官「では、まずはAT車に乗っていただいて、私の運転を見ていてください。」

織原さん「えっ、私MT車の免許取りたいんだけど!」

教官「ご安心ください。まず最初の時間はAT車で運転の基本を知っていただきます。その後、MT車の教習へと移って頂きます」

織原さん「AT車とかWWW情弱WWW まあ、いいや運転してみなよ」

教官「…はい。では良く見ていてくださいね」

織原さん「ブホッWWWアクセルとブレーキしかないんだWWWWW」

教官「…」

ブゥーン…

教官「では、教習コースも一周しましたので、私と変わって織原さんが運転してください」

織原さん「えっ!あああああたあたしが…!?運転???」

教官「いや、心配しなくて大丈夫ですよ。私が乗ります助手席にはブレーキもありますので、危なくなったら私がなんとかします」

織原「はっ!べべべ別にビビってねぇし!楽勝だし!なんならこれから路上出てやろうか?マジで」

教官「織原さんはまだ路上には出れな…」

織原さん「ししし知ってるしぃ!つか、マジあたしのドラテク見せてやるしぃ!シートベルしてな!」

教官「はあ…」

織原さん(ATはMTと違って半クラもないしエンジンストールも起こさない…やってやるわよ)

ブォーーーンゥブォオオン!!!
フォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

織原さん(何っ…車が発進しない…!)

織原さん「動けぇ!動けぇ!!動けよぉお!!!ここで動かないとどうにもならないんだ!!」

教官「ギアをニュートラルからローにしてください」

織原さん「ししし知ってるよ!ちゃんとあんたがあたしに注意できるか試しただけだしぃ!黙って見てろしぃ!!」

ガチャ

ブォォォォォォオオオオン!!!
ドッカーーーーーーン!!

織原さん「…」

教官「バックギアではなく、ローギアです。後ろの車庫に激突してしまいましたね」」

織原さん「しってるし…つか、あたしMT専門だわ」


この後なんだかんだあってAT車の運転に慣れた織原さん、
おクスリも飲んで精神もばっちり回復です。





教官「織原さんは高校生さんですか?」

織原さん「うーん、昼間は高校生だけどね…」

教官「…? 夜はどうなんです?」

織原さん「夜はね、学校で出た宿題とか予習とか復習してる。」

教官「真面目な高校生さんなんですね」

教官「ここを左折ですよ」

織原さん「ここを左折ですね」

ブゥーン・・・

織原さん「私、レズビアンなんですけど。免許、取れますかねぇ?」

教官「運転の技術さえ会得していただければ、取れると思いますよ。次を左折ですね」

織原さん「左折ですね」

ブゥーン・・・

織原さん「あっ・・・原子力発電所だ。」

教官「そうですねぇ」

織原さん「ちょっと、オチつけるわ」 ぐぃ!

教官「は?」

ブォォォオオオーーーン!!

教官「うわぁああああ!!!!」

ドッカーーーーーン!!

チュドーーーーーン!!