映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』観た。 ※ネタバレ有り
11月24日 屈辱の件の日からリベンジを果たそうとヱヴァQを観る事を決意。
今回は友人三人と新宿の映画館で観る約束をした。
しかし、23日の夜から24日の朝方にかけて深酒していしまい。朝8時の集合にも関わらず朝6時に泥酔しながら就寝とバットエンド一直線。
8時には目覚ましすら鳴らず、熟睡状態。当然9時頃にMr.Tから電話がかかり寝ぼけた声で応答。
「お前、今どこ?」
「家。」
そう言って電話を切り、二度寝をする。夢に秋山澪らしき人物が出てきてテンションダウン。
もう一度電話がかかってきたのは10時丁度だった。
「お前、今どこ?」
「家。」
「どうたの?」
「頑張る。」
「10時45分にエヴァ始まるから急げよ。もうみんな来てるよ」
「10時45分とか後45分で新宿まで行けってか!ざけんな!!」
急いで電話を切るとパジャマに憂ちゃんトレーナーを着てアスカ眼帯を付けて準備OK。
電車に乗れたのは10時10分前。一応確認のメールをすると何と僕が愛するバルト9ではなく新宿ミラノ劇場で観るらしい。
馬鹿たれ、何も分かっちゃいねぇ。
新宿についても走る事ができない僕は比較的ゆっくりミラノへ向かい何とかチケットを購入。
チケットさえあればこっちのもんよ。覚悟しな。
バルトとは違って全席自由なので友人三人を探す。
一際人生の落伍者の様な三人が暗い館内で更なる暗さを醸し出しいたのでもしかしてこいつら僕の友達かもしれないと思い近づく。
「おーいうぇwwwこっちうぇwww」
あ、知ってる。このきもい人。
まず私服のダサさを指摘された。
遅れた事を詫びるのはつまらないので
「8時集合でしょ?少し遅れたかな?」とキメ顔で言った瞬間、どん帳が上がってブーーッと誰かのバイブレータが館内に響き渡った。
「おい、お前ら。声出していくぞ。緒方恵美に叱られようぜ」と僕が言ったら
隣の幼馴染はニヤニヤ。かわいいやつだ。
オードブルとして庵野プレゼンツのショートムービー『巨神兵、東京に現る』が流れた。
野郎4人が観るのが大正解な内容の特撮で二日酔いで荒れた胃袋も大分和らいだ気がする。
いよいよ、本編が上映される。
以下、ネタバレ注意
↓
金曜ロードショウで放映された『冒頭6分38秒』ではなかったシーンで劇場版ではマリが天地真理「ひとりじゃないの」を歌っていて何かいい感じだった。
何がいい感じって、正体不明のマリがアスカとバディを組む事を肯定してるのがわかったし。
全体を通して観た後だと、この「ひとりじゃない」ってのが今回のQのテーマだと思う。
で、冒頭6分38秒でアスカは初号機を一緒に人工衛星に幽閉されているシンジきゅんを助けるわけです。
アスカの「なんとかしないさいよー!馬鹿シンジー!」の声に応えるかの様にシンジくんが覚醒したりして。
んで、ネルフ+ゼーレからシンジくんを強奪した、新しい組織ヴィレ。ネルフから抜け出たミサト達が打倒ネルフ(ゲンドウ)を目的として作った組織です。
ヴィレの乗組員はミサトさん、りっちゃん、シゲルっち、メガネといったお馴染みの面々。しかし、せっかくのシンジくんの帰還にみんな冷ややかな様子。新人の女の子なんかシンジくんの顔を見た途端「っち!」と舌打ち。
そりゃそうですな。破のラストで綾波を助けるためにシンジくんはサードインパクトを引き起こして人類を滅亡近くにまで追いやったんだから
そういうわけでミサトさんはシンジくんに冷たい態度で「あなたはもう何もしなくていい」と吐き捨てる様に告げる。
でも、ミサトさん。あんた破のラストで「行きなさい!シンジくん。他の誰でもない。あなたの救いのために!」とか叫んでりっちゃんに「ねーよ」って言われてたじゃん。
大好きなビールが飲めなくなって頭イカレたか。
好きな女の子(つーかシンジくんにとっては母親)を世界が、自分がどうなってもいいから助けるんだ!!ぶひぃい!!ってせっかく主人公らしいことしたのにいざその行動が人類を滅ぼしちゃうと冷たくするんだね。仕方ないね。
まあ、この場面から分かる通りヱヴァQでは今までのセカイ系だったエヴァンゲリオンとは完全に離れて「ぼくときみ」が救われた世界に横槍を入れる「ぼくときみ」に関係のないその他人類の憤りが描かれている。
そういう所はシンジくんにはキツいよね。
シンジきゅん「え、僕。綾波を助けようとしただけなんだけど」
ミサト「死ね」
まあ、アスカは「何であたしを選ばなかったの、死ね」
っていうツン9.9のデレ0.1って感じはあったけど。
シンジが格好良く、姫である自分を助けてくれなきゃイヤっ!プンっ!
って事だからツンツンしちゃうのかな。
(ちなみにマリさんはその図式に気づいていて「お姫様」って呼んでたら萌え)
最後にウォークマン(綾波であり母親であり)をシンジから剥ぎ取ったアスカにビリッっと来た。
いやぁー、アスカはシンジを選んでるね。
その一方シンジは綾波とアスカの間をうろうろ
いや、アスカの方はどうでもいいと思っているのかもしれません。
だからシンジがアスカの気持ちに気づいて、アスカを完全に受け入れた時、ヱヴァンゲリオンはハッピーエンドになるのではないか。
(ちなみに旧エヴァでは結局シンジはアスカを否定してラブラブえっちできる雰囲気じゃなかった)
そうそう。僕がエヴァに望む事ってのはシンジとアスカのラブラブえっちなんですよ!これは十年前から言ってるんだけど、シン×アスこそ
世界の再生であり維持へと繋がっていくんだと思うんです。
シンエヴァンゲリオンでは映画のラストで元気に腰を振るシンちゃんとアヘ顔ダブルピースのアスカ。怒号飛び交う観客席という素晴らしい光景がある事を信じます。シンジだけに。
Qには色々な謎があるけど、詳しくはググれ。
60点
以下、気づいた事
●ヴンダーがもろノーチラス号でオタ大興奮。
○BGMもナディア
●ミサトさんの破での発言「いきなさいシンジ君!誰かのためじゃない!あなた自身の願いのために! 」はもはや関係者の語り草に
○ミサトさんて大人として未熟だよね。男の真似事みたいな格好して艦長やってみたり
●アスカは分かりづらいけどデレ
○アスカのファッションが良かった
●ポカ波さんは今後出てくるのか
●アッーーーー!