映画 『桐島、部活やめるってよ』見てきた。

新宿のバルト9で見てきた。
うーん、色々ツッコミもあるけど神木隆之介くんが出ただけで僕は満足。



以下ネタバレ注意











この日は以前から伸ばしていた髭を全て剃って黒ブチを装着し乳首には数十個ものピアスを装着して全裸という完全に主演の神木隆之介くんスタイルで劇場へ。この映画の予告を見た時には何の映画か分らなかったけど、見終わってからも良く分らなかった。ただ、高校生活のイメージを映画化はかなり説得力ある感じだったし、役者もばっちりハマり役。でもストーリーの方は展開は面白かったけど綺麗に収束は出来てなかったかも。まあ、青春時代に収束なんてものはないんだぜ、と言ってしまえばそれまでなんだろうけど、映画として「あぁ、こういう映画なのね」っていう納得をしてから帰りたかったなぁ。主演の神木くんと映画部の相棒の掛け合いは見ていて自分の高校生活と重なるものがあって嬉しいやら死にたいやら。当時、スクールカーストについてあんまり意識してなかったからこの映画に完璧には感情輸入できなかったんだけど、クラスの最下層の前田くん(神木くん)とクラスの中心人物である宏樹くんとの最後の掛け合いはなんとなく分った気がした。前田くんにカメラを向けられた宏樹くんは自分は8mmフィルムに映る資格がないと思ったんだろうね。野球を無意味だと思って悩んでる所に同じく無意味であろう映画撮影をしてる前田くんと接触して、でも前田くんは自分と違ってその無意味な事を全力で好いて行動してて羨ましいというか自分が情けなく思えたって事ですかね。ああいうのを見るとイケメンはイケメンなりに色々大変なんだなって思う。
後、宏樹の彼女が性格悪すぎて、分りやすい物語の悪役になってた所は面白くなかった。誰も悪い人なんか居ないのに青春はムカツクことばっかりだ。って不条理な感じも欲しかったかも。



以下、気づいた事

  • 上映中、真後ろに何故かガキが座って親にガチャガチャ話しかけたり、僕の椅子をガンガン蹴って来たので「うわー、典型的なやつだー」と思ってあんまり集中できなかった。
    • しかも、そのガキ上映3分後に「ねぇ!ブカツって何?」とか親に聞き始めて、少し面白かった。僕も「桐島って何?」って感じだったし
      • んで、上映終了後、注意しようとして後ろ振り返るとそのガキは結構美人な幼女で全てを許した。夏のワンピと日焼け後が超最高。
  • サックス吹いてた性格悪い女がいい感じでブスだったので説得力があった。
  • 桐島が最後まで誰なのか描写しないのは面白かった。
  • いや、全然面白くなかった
  • 桐島の彼女の性格悪い女が完全に二十台後半。
  • 結局前田くんは何でバレー部に反抗できたのか。失恋したから?映画の撮影に燃えたから?
    • 結局かすみ(橋本愛)の親友は何を悩んでたのか。
      • 結局かすみは前田くんのこと好きじゃなかったのか。
  • 前田くんの「タランティーノで何が好き?」の質問に速攻で「パルプ・フィクション!」ってかすみが答えられてたら神映画。
  • バレー部のゴリラが実はいい奴なんじゃないかと思ってたけど全然そんな事なかった。
  • 主題歌が良かった。
  • 上映終了後に観客の若い男が「死にてー!」と軽く叫んだのを聞いてこの映画のキャッチコピーそれで!って思った。
    • 僕は死にたくはならなかった。アイス食べたくはなった。

60点